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2014.10.06レディネス(後篇) 【園長のひとり言】

先月の続き。手や足は、どの指から発達していくでしょうかという問題の答えから。

正解は、手も足も小指から発達していく、です。そう、内側(ナイソク)とは小指のことであり、子どもはそこから機能分化、つまり器用に使えるようになります。

内側(ナイソク)とか外側(ガイソク)という言葉は、あまり日常的ではありませんが、医学の世界では、気をつけの姿勢で手のひらを前に向けて、からだに近い小指側を内側、からだから遠い親指側を外側と言います。

例えば、赤ちゃんがビー玉やおはじきのような手のひらより小さなものをつかむとき、私たち大人の親指と人差し指で摘まむ動作ではなく、小指や薬指、中指を使って握ろうとしたり、2歳や3歳の子どもがピースを上手に出来なかったりするのは5本の指がしっかりと機能分化(成熟)してないからです。

さて、そろそろまとめます。手指は小指から発達していき最後に到達するのが親指。このポイントを押さえておかないと、お箸の適正な時期を見失ってしまう可能性があります。正しく使えない子どもの多くが、お箸を持つために必要な親指と人差し指の育ちを待たずしてはじめてしまった為に、成熟している中指や薬指、小指をより多く使うことで不格好な持ち方となってしまう。そして、その癖が大事な二本の指が器用になっても使わなくさせているのだから、ね。つまり、大人が用意する環境に大きな原因があったというわけ。

で、適切な時期について、です。それは、親指と人差し指が充分に発達したころ。おおよそ5歳か6歳くらいにやってきます。だから、3歳や4歳では明らかに早過ぎます。持ち方が分からないのではなく、繰り返しになりますが、まだ発達してないから上手にできないのです。

もちろん、個人差はあります。また、そのことが最適な時期を曇らせているかもしれません。が、意外と簡単。手指が巧みに動かせているかどうかを誰でも容易に見極める方法があるのでご安心を。

それはズバリ、子どもの遊び。ココに答えがあります。例えば、「あやとり」です。これは、5本の指がしっかりと育っていないとできないので、上手に遊べるようになったらスプーンからの移行を考えても良いと思います。

ね、簡単でしょ。2歳や3歳では絶対に「あやとり」できないから。それに、日本人とお箸は一生の付き合いだから、焦りは禁物です。正しい時期に正しく教える。コレ、です。これさえ守っておけばお箸も鉛筆も心配いりません。

あ、そうそう。幼児期の後半までスプーンを使っていると、こぼさず綺麗に食べるという習慣もおまけでついてくるから、さらにお得ですね。

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