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2015.05.01Challenge

こども園という仕組み。今年度から子ども子育て支援新制度のなかで始まった新しい機能は業界内で、すこぶる評判がよくない。その証拠に市内の保育園でこども園に移行したのは1割程度だし、幼稚園は、ほぼほぼ見向きもしませんでした。この傾向は、浜松だけでなく全国的にも同じです。

 

なぜ、こども園が、ここまで不人気かは分からないけれど、うがった見方をすれば、もしかしたら変わらないという決断の方が一般的にはしやすいのかもしれない。

 

でもね。どうして国が保育園と幼稚園を一体化するというシステムの導入に大きく舵を切ったかを考えたら、コレに乗っかるべきだと思う。だってこの制度の背景にあるのは、待機児童という言葉が問題を単純化させてしまっているけれど、社会で活躍しながら、子育てを頑張ろうという女性が、どちらかを諦めなければならないという現状。で、その数は40万人と言われているのです。

 

これほど多くの女性が困っているということは、これまでの保育制度が社会構造的に機能していると言うのは、ちょっと難しい。幼稚園だって、そう。多くの園が定員割れを起こしているのだから。

 

そして、残念なことに、これからも少子化は、どんどん進んでいきます。子どもが少なくなるということは当然、社会で活躍すべき大人の数が少なくなるわけで、そうなるとますます女性の、特に家庭にいるけど労働力となりえる方の力を借りなければならなくなります。子どもを産み育てるということに、積極的な価値を見出したままで、です。

 

これは、結構ハードルが高いE難度。だからこそ、変わらなければならないと思います。高度成長期以後サラリーマンという働き方と共にうまれた専業主婦いう役割は、幼い子どもは母親が育児すべきという価値観を作り出しました。

 

それを否定するわけではなきけれど子育てが家庭のなかだけで完結できなくなっているという事実は受け止めなければなりません。

 

だからこそ、必要なのは、保育園や幼稚園が有する子育ての専門性を多機能化していくことであり、その対象の世帯を就労の有無や子どもの年齢に限定せず、より多くの家庭とワークライフバランスを共有していく、つまりこども園という新しいかたちなのです。

 

こども園、小規模保育事業、類似放課後児童クラブ、週6日開設の子育て支援ひろば、Ncafe。結構大変だけど30年後、後悔しないためにも、社会のために、できることはすべてやる。これが、この4月にしたなごみ流の選択です。

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