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2015.10.01ゲームの達人

最近、なごみ倶楽部(学童保育)で流行っている将棋。小学生の真剣勝負にはデジタルゲームやオンラインのソレにない魅力が詰まっています。ルールを前提とした遊びは、幼児期くらいから関心を持ち始めるのだけれど、この体験の豊かさがその後の成長に大きな影響を与えるから。そのポイントは3つです。

 

ポイント1。ボードゲームやカードゲームは、前述した通りルールを前提としている遊びであり、つまりそれを守ることや縛られながら想像力を働かせることに最大の喜びを感じるものであるということ。これらの積み重ねは、ルールという概念を子どものなかに育むと同時にそれは、守るべきものだという感覚を養っていきます。主体的に約束や順番を守るというは義務ではなく感覚な行為。モラルとかマナーに置き換えれば分かりやすいですね。

 

ポイント2。このゲームはバーチャルなものと違い対人的な遊びであり、良好な人間関係でしか成り立たないということ。大人で考えるとよく分かりますが、トランプや麻雀など3人や4人でやっている最中、時に優越感に浸ったり、ひがんだり、罵ったりできるのは仲が良い証拠。さもなければ喧嘩になってしまいます。そして、他者と同じルールを共有すること楽しむことで、関係はより深まっていきます。ギャンブルではないという条件が付くけど。

 

ポイント3。ルールが複雑になればなるほど運的な要素が少なくなるため他のプレイヤーの気持ちになって考えるようになるということ。そうしないと勝てないから。これは、役割取得能力とって他者の立場になって物事を考える能力であり、5歳、6歳くらいから育ち始めます。

 

ね、魅力的でしょ。ルールを守りながら良好な人間関係を築き、相手の立場に立つ。社会で生きていくために必要な要素を先取りする。それがゲームという遊びなのです。

 

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