2016.12.01本物のサンタクロース 【園長のひとり言】
ちょっとだけネタばらし。子どもたちにはナイショだけど、ね。
もうすぐやってくる師走最大のイベント。でもここのソレには、赤と白の装ったお爺さんが子どもたちの目の前に現れることはありません。
その昔には登場したこともあったのだけれどその正体について話題になり、ちょっと違う気がしてやめました。当時、子どもたちの間では実際私が変装していたのですがサンタクロース園長説が最有力でした。靴下の色が一緒だったという理由でね(笑い)
その代案として登場したのがチラ見せ作戦です。それはサンタクロースに直接触れることなく、その存在を最大限感じてもらえるようにするものです。
屋外の景色を遮断したホールでおこなわれるクリスマス会。どこからともなく聞こえてくる鈴の音でカーテンを開けてみると、白い大きな袋を肩に抱えた人が駐車場を足早に横切っていきます。顔が確認できないような離れた距離でも子どもたちから歓声が上がります。
そして、その興奮冷めやらぬまま会を終えてそれぞれの部屋に戻ると、そこにはきれいに包装された大きな箱と手紙があるという訳です。プレゼントを一人ひとりにではなく、クラスに対して贈るのはファンタジーを友だちと共有して欲しいというこだわりからです。
どうしてプレゼントが部屋においてあるのだろうか。チラッと見えたのは本当にサンタクロースだったのだろうか。だとしたら、これからどこにいくのだろうか等々、白い髭蓄えた老人の正体など誰も気にすることなく想像はどんどんは広がっていきます。
乳幼児期は想像力をたくましく育む時期です。だからこそ思うのは、クリスマスはプレゼントをもらう日ではなくファンタジーの中で本物のサンタクロースに出会える日であって欲しいということ。
そして、今年は更に思考を凝らしました。その内容は当日まで秘密にしておきますが、ぜひ子どもたちと一緒にファンタジーの世界を共感してみてください。いつもとは、ちょっと違うスペシャルランチと、ともに。