新着情報新着情報

なごみこども園 ホーム新着情報園長のひとり言子どもが遊ぶということ【園長のひとり言】

2007.06.18子どもが遊ぶということ【園長のひとり言】

子どもにとって遊びは大切な行いです。大人から見ると「遊び」は、勉強すること、働くこと(仕事)や真剣なことと対比的で、あまり好ましくない行いとしての印象が強いですね。私もよく「遊んでばかりいないで勉強しなさい」と叱られたものです。けれども乳幼児期の子どもから見た遊びは、むしろ「勉強」や「仕事」の方がニュアンスとしては近いかと思います。乳幼児期の子どもにとって遊びとは「ただ単にやりたいことだけをやっている」のではなく、むしろ「やらなければならない」行為なのです。
ものの性質や社会のしくみを知ること、ものごとに意欲的になること、考えること、すべて遊びながら身についていきます。しかしながら、未だ、世界に例を見ないほど日本の社会では、幼児期(乳幼児期)の子どもたちへの早期教育が子どもの力(学力)を伸ばすような考え方が根強くあります。ひらがな、カタカナ、漢字、数字、英語、楽器と小学校にあがるまでに、目に見えて「できること」を増やそう、学ばせようというような「する」「やる」ではなく「させる」「やらせる」の思考です。子どもは、遊びの体験をたくさんすることなしに、小学校にあがったとき、授業や行事に参加する、興味をもつ、集中して行う、持続していくなどの力や気持ちが育ちません。遊びを通して、保育園という社会(集団)の中で自発的、主体的に(自分で考えて)「何を、これで、だれとやりたい」というプロセスを子ども自身がもてるようになることが大切なのです。その為には大人(保育士)によって「これを使ってこうしなさい」「さあ、これをしますよ」と言うものではなく、いくつかの中から子どもが選んで決めるという自己決定につながる部分を大前提として一日を過さなければならないのです。
なごみ保育園には、子どもたちが「やりたくなる」ような、遊びの環境がたくさんあります。子どもたちは、規則正しい日課のなかで、自分で考えて、遊びを見つけていきます。各遊びはコーナーによって守られています。守られるとは、自分の遊びはもちろん他の子の遊びも保障することです。ごっこあそび(ままごと、お店屋さんごっこ等)、操作あそび(パズル、ひも通し)、構造あそび(ネフ社の積み木等)、積み木あそび(レンガ積み木)、製作あそび、ルール思考あそび(ゲーム類*テレビゲームではない)、絵本等、子どもたちは、経験、体験したことを現実から離れた世界(想像の世界)で繰り返し表現して楽しみます。

新着情報の一覧に戻る

書類送付先

なごみこども園 採用担当 
〒433-8105
静岡県浜松市中央区三方原町1367-1

WEBでエントリー
(実習・見学希望の方もこちらから)

エントリー

お電話でのお問い合わせ

053-420-7530
PAGE TOP