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2019.11.01教育の変化【園長のひとり言】

教育が変わるかも、というお話。AIやビックデータ、IOT、ロボティクス、5G...私たちを取り巻く世界は、猛烈な勢いで変化しています。もちろん、それらは私たちの生活に便利さや豊かさをもたらしてくれるだろうけれど、未来がどの様になっていくか分からないのも確かです。

 

最近テレビで、香川照之さんが出演するトヨタのCM(トヨタタイムズ)を見てひっくり返りそうになりました。シリーズ物で何パターンかあるのだけれど、私が最初に驚いたのはスープラが17年ぶりに復活するというやつ。

 

自動運転やハイブリット、電気自動車が主流となっている今、なぜトヨタがスポーツカーであるスープラを復活させるかのという香川編集長の問いに対して豊田章男社長がこう言います。

 

100年前のアメリカには1500万頭の馬がいたけれど、今それらは1500万台の車に代わっています、と。それでも競走馬や乗馬など趣味としての馬は今も残っていて、車も同じように自動運転が主流となれば、人々が買い求めるのは移動の手段としての車ではなくスポーツカーのような趣味の車(ファンタドライブ)。だからスープラを復活させたのだと言うのです。

 

驚愕、です。これらから垣間見えるのは将来、トヨタは移動の手段としての自家用車では勝負しないということ。最新の東京モータショーバージョンでも同じようなことを言っています。つまり、これまで日本の、そして世界の自動車産業をリードしてきたトヨタが単に自動車を作って売る自動車屋さんをやめますと公言しているのです。

 

その背景にあるのは、おそらくMaas(Mobility as a Service)という車を使ったサービスの提供。たとえば、街中に全自動で走る車が溢れていたとして、それがスマホひとつでつかまえられたとして、ヒト、モノを目的地まで届けてくれる。そして、それらのサービスが月定額で、いつでも自由に利用できるとしたら、果たして自家用車はどれだけ売れるのでしょうか、ということなのです。

 

さすが、というかやはりトヨタです。間違いなく次の未来が見えていると感心する一方で本当に?その様な未来がくるのかとも思ってしまいます。

 

まさにコレです。コレなのです。OECE(経済協力開発機構)という国際機関は、はこう言います。この先、世の中は技術革新により確かに便利になるだろうけれど、これまでの社会からは想像できないような「VUCA( Volatility:不安定、Uncertainty:不確実、Complexity:複雑、Ambiguity:曖昧)」に直面するようになる、と。そして、これらを今の子どもたちが乗り越えていくためには、新しい教育の枠組みが必要だ、とね。それがEducation2030と呼ばれるのもですが、これに関しては、また今度。

 

だけど、これだけは言っておきます。今までの教育現場が求てきた知識の量とその正確なアウトプットは古い価値観となり、これからの未来では間違いなく知識の質、つまり主体的に学ぶ姿勢や態度から始まり、それらの知識をどの様に使うかが重要となるってこと。だって今でさえググれば知らないことのほとんどが調べられるのだから。

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