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2008.05.01頭のなかの育ち【園長のひとり言】

風薫る5月。徒然なるままに、新聞のTV欄を見ていたらクイズ番組の多さにビックリ。内容は多種多様ですが、いつからこんなブームに?私のなかでクイズ番組といえば『アメリカ横断ウルトラクイズ』。福留さんのニューヨークに行きたいかー!です。時代は『羞恥心』なのに・・・
羞恥心♪羞恥心♪はさておき、クイズの醍醐味と言えば「分かった」と「分からない」。しかし、実はこの「分かる」「分からない」の関係はクイズ番組に限らず私たちのいたるところにあります。そして、これらはある一面において常に私たちの行動に影響を与え、ときには大きく活動や生活を左右します。「分かる」「分からない」から「やってみよう」「やめよう」というように。学校での勉強がまさにそうであり、「分かった」「分からない」がどの辺りの水準で安定しているかということが知的な水準だということができます。水準は具体的なもの(3年生まで)から抽象的・概念的(4年生以降)なものへと流れていきます。つまり、記憶力もありますが、どれだけものごとを概念(イメージ)で、もしくは概念(イメージ)だけで理解(操作)できるかが、一般的に「知的水準が高い」・「頭が良い」ということになるのです。
それでは、どうしたら人は、また子どもたちは、高い水準で知的な活動ができるようになるのでしょうか?残念ながら私には分かりません・・・でもピアジェ(20世紀において最も影響力の大きかった心理学者の一人)という学者さんは、このように言いました『知能の起源は、感覚運動的段階(0歳から2歳くらいまで続く、ものを直接見て、触って遊ぶ段階)にある』と。さらに『感覚運動と高次な思考の間には連続性がある(繋がっている)』とも言いました。
少し理屈っぽくなりましたが、大切なことです。要するに知能の土台は、乳児期の遊びのなかにあり、そして、この時期の遊びが豊かであればあるほど、その後(前操作期:2歳~7歳頃)始まるごっこ遊びなどの想像的な遊びが豊かになっていくというのです。そして、もちろん想像力豊かに遊ぶ力は、学童期の豊かな学力に繋がっていきます。
乳幼児期の豊かな遊びの体験に支えられた考える力、学力。何度も言いますが、知能の発達は生まれてから成熟するまでずっと続いています。そして、その発達には決まった順序(順番)があるのです。だからこそ、私たちは子どもたちの遊びについて真剣に考なければなりません。子どもたちの知的な機能(知能)が豊かに発達する為に。

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