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2008.07.01社会的な話しことば【園長のひとり言】

スイスとオーストリア共催で行なわれたサッカー欧州選手権2008。サッカー好きの私にとってはワールドカップ以上に興奮するものでした。結果は、スペインが44年ぶりの優勝。私のお気に入りは、スペイン代表若き司令塔セスク・ファブレガス(21歳)。広い視野と卓越したパスさばきに驚きの連続でした。近い将来間違いなく世界的大スターになるでしょう。*サッカーに興味のない方すいません。
驚きといえば、最近なごみ保育園でも、ある変化に驚きました。その変化とは、子どもたちの「ことば」です。「ありがとう」「おまちどうさま」「ただいま」「おかえりなさい」。そんな社会性豊かな「ことば」を、子どもたちが自然と口にしています。それは、もちろんご家庭の影響が一番だと思いますが、保育園でも子どもたちのなかに、何らかの心理的変化があったことを意味しています。
2語文が出はじめる2歳ころから急速に豊かになっていく話しことば。話しことばは、生活と密接にむすびついて、その状況から自然に流れ出ていきます。つまり、子どもたちは、音節や文法上の規則を生活のなかで自然に習得し、無意識的に正しく使うことが出来るようになのです。
この様な、話しことばの特徴から考えると、子どもたちの社会性豊かな話しことばは、友達との関係がより豊かに、担任との信頼関係がより深く、また保育園という社会への安心感がより大きく子どものなかに広がっていることの証だと私は信じています。

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