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春の陽気もアレのせいで台無し。緊急事態宣言や蔓延防止措置が各地で発令され、不要不急の外出自粛等、ずっと続く感染予防に多くの人々がモヤモヤしています。

マスクをして家に籠る日々と見えない出口に苛立ちが募り、それら感情の矛先はオリンピック開催へ。中止にしろだとか看護師の派遣は無理だとか。それぞれの立場があるので何が正義か分からないけれど、外出を自粛してお家でオリンピックを観戦しましょう、というような前向きな声が全く聞こえないのは不思議です。声の大きな人が物事の本質を言っているとは限らないって私は思います。忌むべきはウィルスであって人ではない。

ただ、ゴールデンウィーク開け１０日からは少し風向きが変わりそう。これまで外出や外食の欲求を抑えることで期待した目に見える、つまり定量的な変化は感染者数の減少でした。だからこそ感染者が増えれば、それだけ不満が溜まる。メディアが、それらを過剰に煽るせいもあるけど、若者が外出を自粛してないとか感染予防への気の緩みで感染者が増えているみたいな薄っぺらい報道を目にすると、ついイラっとしてしまいます。公共の電波を独占しているにもかかわらずステイホームで見たくなるような魅力ある番組をつくらないのことに責任はないのですか、ね。

それはさておき。ここからの数か月間は、ワクチン接種数の変化がフォーカスされるはず。諸外国を見れば、その数が増えるほど感染者数が減少するという逆相関関係は明らかで、感染拡大を誰かのせいにし続けるネガティブ局面から科学でコロナを克服する、人の知恵で人を救うというポジティブ局面がやってくることを願っています。一刻も早く子どもたちが、それぞれの年齢で必要な体験を気兼ねなく、のびのびとできる日々を取り戻す為にも。