2023.02.01これからの教育は量より質【園長のひとり言】
あのGoogleが、コードレッド(厳戒警報)を宣言し、危機感を募らせています。検索エンジン界隈を騒がせている犯人はサンフランシスコのOpenAI社が生み出した最新のAIチャットボット「Chat GPT」です。
詳しい技術は分かりませんが、この最新のAIは、質問に対して、まるで生身の人間のようなリアルな会話文を生成し回答してくれます。
例えば「子ども時代の大切な経験は?」と、答えが決まっていないような質問をしてみたところ...。
子ども時代に大切な経験は様々ですが、以下のようなものが挙げられます。
1、家族や親しい関係者との時間:家族や親しい関係者との愛情ある時間が大切な経験となります。
2、遊び:幼児期は遊びを通じて身体や社会スキルを身に付ける大切な時期です。
3、新しいことに挑戦:子ども時代には新しいことに挑戦する機会が多く、これは将来に役立つ能力を身に付けることができます。
4、自然との触れ合い:自然や動物、植物などに触れ合うことで、好奇心や創造力を引き出すことができます。
5、社会との交流:子どもたちは他の人との交流を通じて、社会的スキルや人間関係を育てることができます。
これらの経験は子どもたちの成長と発展に大きな影響を与えることができます。
ふむふむ。なるほど。Microsoftがこの技術に1兆円以上投資するのも頷けます。このAIチャットボットが公開されたのは昨年11月末。公開から1週間で100万人以上が利用し、その後も爆発的にユーザー数を増やしているらしいから今後、この技術が更に進歩していくのは確実。Googleだって黙ってないだろうし、ね。すでに「Bard」と名付けられた独自のAIチャットボットを開発しているとの噂が。
と、なれば...これまでの様々な常識がひっくり返ります。子どもたちの教育だって、そう。
従来の教育現場が求めてきた知識の量とその正確なアウトプットなど無意味とは言いませんが優先順位はかなり低下します。逆に、得られた知識をどの様に使うのか。誰の為に、何の為に用いるのかという質が強く求められる時代が、すぐそこまで来ているのかもしれません。