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2010.08.01父と子の大盛りうどん【園長のひとり言】

暑い、とにかく暑いですね。夏なのだから、分かっていることですが、ついつい口にしてしまう今日この頃。そんな夏ど真ん中のお楽しみは、やっぱり冷たい食べもの。食欲が減退気味でも、けっこうイケてしまうのは、最近流行り!?のセルフうどん(料理の受け取り、食後の食器返却をお客さんが自ら行うセルフサービスのお店)。私のおススメは何といっても、冷たいうどんに大根おろしをのせ生醤油とすだちを搾って食べる『おろし醤油うどん』です。本場さぬきで食べるものにはかなわないけれど、抜群のコストパフォーマンスと味のクオリティーは、ファストフードで全世界を席巻するM字のお店にもひけをとらないと思います。
そんなお店で、先日、目にしたある親子の話。私が、いつものように順番を待っていると前にひと組の親子、体格がいいお父さんが小さな子ども(5、6歳くらい)を連れてきていました。はじめは特に注目していなかったのですが、こういうところで子どもがどんなものを食べるのか少し気になり眺めていると、注文のときにこんなやりとりが交わされていました。
「何になさいますか?」という店員さんに、「冷やしぶっかけうどん大盛りで」と先に自分のものを注文したあと、「〇〇くんは何にする?」と尋ねる父。その問いかけに「僕も冷やしぶっかけうどん大盛り」と真剣に答える子ども。少し驚きながら父は「本当に!?大盛りは、すごくたくさんだぞ!そんな食べられる?」と聞き返す。けれども、「食べれる!!大盛りがいい」と頑なに答える彼。その姿に少し戸惑いながらも「じゃあ、冷やしぶっかけうどん大盛り二つお願いします」と注文した父。
・・・と、どこにでもありそうな親子の会話ですが、そのなかに素敵な親子関係を垣間見た気がします。
「大盛り」は、大人でもかなりお腹がいっぱいになる量で5、6歳の子どもにはおそらく食べきれません。でも、その要求に戸惑いながらも応え、自分と同じものを注文してあげるお父さん。そして、何より子どもがお父さんを思う気持ち、です。この子は、すごくお腹は空いていたかもしれないけれど、たぶん量はあまり関係なかった、たくさん食べたかったわけではないと思います。ただ、純粋にお父さんと同じもの、“一緒”がよかったのではないしょうか。それは子どもがもつ親への確かな思い。親が子を思うのと同じように、子は親に憧れているのです。大きくなるにつれ、その気持ちを素直に表さなくなりますが、子どもはみんな親に憧れを抱きながら大人になっていきます。それは豊かな人間関係の基盤であり、その繋がりは、決して教えられるものではなく、普段のありふれた日常のなかで自然に育まれていくのです。

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