2011.07.01「仁」を持つということ【園長のひとり言】
話題のドラマ JIN-仁。
ご覧になった方も多いかと思いますが、現代から江戸時代へタイムスリップした脳外科医・南方仁が、満足な医療機器や薬がないになかで現代医学の知識をかりて人々の命を救いながらも混乱する幕末史の渦に巻き込まれていくというお話。
ついに先週むかえた感動の最終回。その視聴率は関東で26.1%、瞬間視聴率は、なんと31.7%を記録し、マルモを圧倒。流行ものに目がない私も、もちろん見てしまいました。
なぜ、ドラマ低迷期にこんなにも人気があるのか?私なりの解釈をすれば、やはりそのメッセージ性に秘密があるのだと思います。人が「生きる」ということの、ね。
では、振り返ってみましょう。3人に1人が視聴していたという仁先生感動のラストメッセージ。(ネタバレ注意)
《 歴史の修正力に抗うため書き留めた想い、橘 咲は、先生をお慕い申しておりました と最後に綴られた140年越しの恋文をうけ、仁先生はこう心に誓います 》
~平井堅さんの「いとしき日々よ」の曲にのせて~
この想いをいつまでも忘れまいと思った。
けれど、俺の記憶もまた、すべて時の狭間に消えていくのかもしれない。歴史の修正力によって。
それでも俺は、もう忘れることがないだろう。この陽の美しさを。
当たり前のこの世界は、誰もが戦い、もがき苦しみ、命を落とし、勝ちとってきた無数の奇跡(軌跡)で編みあげられていることを。俺は忘れないだろう。
そして、更なる光を与えよう・・・今度は、俺が未来の為に。
この手で。
と、完全にインスパイヤされてしまっていますが・・・ただ私も保育園という環境で、子どもたちにひとつだけ願うとしたら、それは人のために生きられるような大人になってもらいたいということ。
そして、その想いを伝えることができるのは、私たち大人の姿であり背中に違いありません。先日、図らずも「お父さんのミカタ」で目にすることができた、たくさんのお父さんたちが実践するように。