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2012.12.302013年のテーマ

たぶん、今年最後のご挨拶。年の暮れ。徒然なるままに、思うのは2012年の世相を表す漢字が「金」だとしたら、なごみ保育園はなんだろうかということ。いろいろと思いつくけれど、やっぱり今年はこの一文字はコレ、成熟の「熟」です。
先日の音楽会が、それを象徴していた気がします。特に本番を迎えるまでの過程が、ね。それは日常的な保育の部分なので、なかなか保護者の皆さまには見えにくいかもしれませんが、ひとことで言えば保育者の思いと子どもの意志が高次元でバランスが取れていたということ。
たとえば、想像してみて下さい。30人の幼児が揃って目的を共有する(今回の場合は一つの表現に取り組む)という子どもからは自然発生しない動機を喚起する役割を。しかも感情という手段を使わず、つまり怒らずに、です。
それは経験的に見て、かなり高いハードル。でも、できたのです。もっと言えば観衆の前に立つその日に向けて楽しそうに練習する保育者と子どもたちの姿から、当日の成功さえ確信していました。もっとも担任は音楽会を終えるまで、そんな気持ちには到底なれなかっただろうけれど。
そして、その困難を可能にしたエッセンスが、まさしく成熟なのです。それは一人ひとりの成長はもちろん、それに加えてクラスとしての円熟が、それぞれの発達を持ち上げ、後押してくれるというもの。
たとえば、年長が積極的に劇の役割になりきるというモデルが、3歳や4歳の子どもたちを巻き込んで部屋全体へと広っていく。また、その一方で中心を担うという行為が5歳児に自信を育んでいく 、という具合のスパイラル。自分の配役以外のセリフまで覚えてしまっていたのは、そういうことです。
もちろん、熟するために大切なのは幼児への働きかけだけでなく乳児期からの積み重ねること。そして、そして成長にこれでいいという終わりはないので、来年もより一層の努力に勤めて参ります。
で、来年はついに「教育」をテーマにしちゃいます。この言葉は容易に早期教育を連想させてしまうので慎重に使ってきましたが、そろそろ大丈夫。右脳なんとかみたいな誤解を招かないよう少し堅苦しい言葉になりますが、なごみ保育的乳幼児教育とは、発達の最近接領域理論に基づいた子どもの未来に対する豊かな働きかけ、です。
告知!!
「本当の乳幼児教育とは」と題して2月に子たちの様子をビデオで見ながら解説をします。コメンテーターとして東京大学並びに大学院で教育哲学を学ばれた若手で新進気鋭の先生をコネ全開にして、お呼びします。
お楽しみに。

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