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2013.06.03浜のモデル【園長のひとり言】

横浜市の待機児童がゼロになったという報道が業界に波紋を呼んでいます。それもそのはず、3年前には全国で最も多い1,552人を数えていたのだから。これで、他の自治体も言い訳はできなくなるし、国もこの「横浜方式」を取り入れ平成29年までにゼロを目指すらしい。
そのからくりは、こう。(1)民間企業の参入促進による認可保育所の整備(2)同市が保育士数や面積などの基準を定めて認定する「横浜保育室」の増設(3)ニーズに応じた保育施設の紹介を行う「保育コンシェルジュ」の導入など、です。
つまり、多様な事業主体を呼び寄せ、ダブルスタンダードをもちいて1万人を超える定員を増やしてしまったのです。しかも、横浜基準は、面積こそ若干、国の認可保育園基準を下回りますが保育士の配置基準は3歳未満の児童4人に対して1人というもので国より上、もちろん浜松市(0歳は3:1、1歳と2歳は6:1)よりも、ね。と、いうことは横浜の認可保育園基準はもっと手厚いはずで同じ保育園として出るのは、ため息だけです。ここまでくると方法の問題というより首長のやる気の違いというほかありません。
が、しかし量はともかく人員配置だけで保障されないのが保育の質というもの。同じ人数で戦うサッカーの試合でも勝ち負けがつくでしょう。例えが、ちょっと飛躍し過ぎですが、でもそういうこと。子どもにとってより良い環境とは様々な要素が複雑に絡み合う構造的問題なのです。
事業体が株式会社であればなおさら利益を出さなければならないので、どこかで経費を抑えなければなりません。ちなみに、この業界で大きく削れるものは人件費と子どもに掛かる費用だけど、そこは会社さんの良心を信じておきます。
ただ本当に心配なのは事業主体や基準がどうとかではなく、保育園自体が時代の変化に追いついていないなかで、その数が増えているということ。
時代遅れ。多少表現はキツイですが保育界が受け止めなければならない現実だと思います。例えば、乳児の保育。主流は、未だに「みんなで」とか「一緒に」という、和気あいあいを想像させ耳触りが良いけれど、大人(保育園)の都合による育児です。これだけ保護者の方の就労形態が多様化しているのに。
もう少し詳しく説明すると、現在全国どこでも開園閉園時間は前後しますが基本保育時間は11時間です。当園で言えば7:00から18:00。だから、親御さんの就労開始時間に合わせて7時に登園する子どもがいれば、8時も、9時もいる訳です。それにともなって、子どもたちの起床や朝食時間は当然異なります。が、ほとんどの保育園では「みんなで一緒に」お昼ご飯を食べます。赤ちゃんでも、です。
では、ここで問題。一般的に保育園はどの子どものリズムに合わせて昼食の時間を設定しているのでしょうか?
答えは・・・申し訳ありませんが余白が足りないので来月にさせていただきます。

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