行事について行事について

行事を目的にしないということ

この業界、何かと行事に追われることが多い。その大きな理由は、それ自体が目的になっているから。

例えば音楽会や運動会では、どうしても保護者の視線を気にして派手になりがちになります。当然、そのしわ寄せは、子どもたちや保育者の日常におとずれます。 それではダメ。だって行事は子どもたちの日々をより豊かにするきっかけであるべきだと思うからです。

だからこそ必要なのは、行事の準備や練習で日常を犠牲にするのではなく、どうやって行事を無理なく日常に溶け込ませるかという視点なのです。

画像:行事
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乳児期の行事

運動会やお遊戯会のような行事は幼児期だと、ちょっと難しくて楽しめるようになるのはもう少し先のこと。それよりも、この時期は季節や文化を肌で感じて欲しいと思っています。例えば季節のお花や装飾を部屋にそっと飾ったり、それに触れてみたりと文化体験は身近なところから、はじまっていきます。徒競走や玉入れみたいな派手さはないけれど毎日おとずれる変化へ丁寧に寄り添いながら紡ぐ育ちの糸。それが私たちの大切にする保育のカタチなのです。

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